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JXがミャンマーで20年ぶりに鉱区取得 天然ガス大量埋蔵に期待

Written By site on 2012年9月3日月曜日 | 6:06



JXホールディングス傘下のJX日鉱日石開発は3日、タイの国営石油会社が所有するミャンマーの海上鉱区の権益15%を取得したと発表した。原油換算で数億バレルにのぼる天然ガスの埋蔵が期待されている。JXはミャンマーで油ガス田開発に取り組む唯一の日本企業だが、権益取得は20年ぶり。

 鉱区はミャンマー南部の沖合約300キロメートル、海底500~2000メートルに位置し、面積は5373平方キロメートル。JXが権益を持ち日量約4万8000バレルの天然ガスを生産しているイェタグン・ガス田の西方にある。

 2013年末までに試掘を行う予定。想定通りに天然ガスの埋蔵が確認できれば、早期に生産に移し、タイやミャンマーで販売したい考えだ。

 民主化が進むミャンマーは「アジア最後のフロンティア」とも呼ばれ、開発ブームに沸いている。JXが同国内で権益を取得したのは1992年以来だが、「チャンスがあればさらなる開発に取り組みたい」(幹部)としている。
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