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<スーチー氏>政権に意欲…BBCに問われ「YES」

Written By site on 2012年6月20日水曜日 | 5:37

6月20日(水)21時5分配信
 【バンコク岩佐淳士】ミャンマーの最大野党「国民民主連盟(NLD)」党首、アウンサンスーチー氏は19日、英BBC(電子版)のインタビューで、将来的に国民を率いる指導者となる意思があることを明かした。15年に予定される総選挙で政権獲得を目指すスーチー氏の意気込みを印象づけた。

 スーチー氏は「私だけがビルマ(ミャンマー)の民主化に努力してきたのではない」と述べ、民主化進展に尽力した多くの同志たちをねぎらった。そのうえで、国の指導者になる意思があるかどうかを問われると「国民を正しく導けるならば、イエスだ」と答えた。

 また、最大の懸案とされる少数民族問題については「和解し『国民統合』を成し遂げるためには、各少数民族の自治権獲得への思いに応える努力をすべきだ」と語った。

 スーチー氏とNLDは国民から熱烈な支持を受け、4月の議会補欠選挙で圧勝した。この勢いが続けば15年の総選挙でもNLDが多数の議席を獲得する可能性が高い。ただ、旧軍事政権下の08年に制定された憲法は、大統領の資格要件に「配偶者や子供などが他国の影響力下にあったり、市民権や特権を与えられていないこと」と定めており、英国籍の息子を持つスーチー氏が大統領になるには憲法改正が必要だとみられる。
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