2012年06月15日 08時14分【ロンドン=内藤泰朗】
ミャンマーの最大野党、国民民主連盟(NLD)の党首、アウン・サン・スー・チー氏(66)は14日、スイス・ジュネーブの国際労働機関(ILO)本部を訪れ、約2週間の欧州歴訪をスタートさせた。13日のILO総会では、ミャンマーの強制労働を問題視し、同国に科していた会議への参加資格停止などの制裁措置を解除する決議案が採択された。
欧州を訪れるのは約24年ぶりとなるスー・チー氏はILO総会で演説し、「民主主義にやさしい開発」への投資を呼びかけた。特に、ミャンマー石油ガス公社(MOGE)の名前を挙げて、「財務の透明性」と「説明責任」が欠如しているとして外国企業に投資しないよう促した。一方で「教育など若い人たちへの投資は必要」と指摘し、ミャンマーの民主化と同国の発展に国際社会のさらなる協力を求めた。
6月15日(金)9時41分配信
スイスを訪れているアウン・サン・スー・チー氏(写真)は14日、ジュネーブで開催中の国際労働機関(ILO)総会で講演し、「民主化に貢献するような投資をしてほしい」と呼び掛けた。
投資で民主化後押し訴え=スー・チー氏
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