仏教徒とイスラム教徒が衝突 32人死亡

Written By site on 2013年3月23日土曜日 | 5:24



22日、ミャンマー中部メティラで、住民衝突で発生した火災の消火に当たる消防隊(ロイター=共同)
 

 ミャンマー中部・メイティラで20日、仏教徒とイスラム教徒の大規模な衝突が起き、24日までに少なくとも32人が死亡した。

 AP通信などによると、20日、イスラム教徒が経営する商店で店主と仏教徒の客が口論となったのをきっかけに、多数派の仏教徒がイスラム教徒の住宅や寺 院を襲撃するなど、両教徒の間の衝突に発展した。この衝突により、24日までに32人が死亡、約40人がケガをしたという。

 こうした事態を受けて、テイン・セイン大統領は22日、メイティラなど4つの地区に非常事態宣言を出した。

 ミャンマーでは去年、西部・ラカイン州でも仏教徒とイスラム教徒との間で大規模な衝突があり、100人以上が死亡している。
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