ミャンマー最大都市ヤンゴン近郊のティラワ工業団地の港湾施設を視察する麻生太郎副総理兼財務・金融相(左)。視察終了後、記者団に対し「(ミャンマーは)発展する可能性を秘めている」と指摘した=4日午後
麻生財務相がミャンマー経済特区訪問、新たな支援確認
[ヤンゴン 4日 ロイター]
ミャンマーを訪問中の麻生太郎副総理兼財務・金融・デフレ脱却円高対策担当相は4日、ヤンゴン近郊にあるティラワ経済特区を訪れ、同国に対する新たな支援の実施を確認した。
同相は記者団に、ミャンマーには非常に大きな可能性があるとし、官民が協力して開発を支援する意向を示した。
同特区では、三菱商事<8058.T>、丸紅<8002.T>、住友商事<8053.T>の企業連合が工業団地の開発を進める予定。2015年までにまず400ヘクタールを整備し、日本企業以外にも世界各国から製造関連企業などを誘致する。
ミャンマーの当局者はティラワ特区が雇用を創出し、国の安定に寄与することを期待している。
工業団地開発でミャンマー側の責任者を務める商工会議所連合会のウィン・アウン会頭は「日本の援助と技術により、雇用を生み出し、新たな経済開発の時代を迎えることができる」と述べた。
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