<ミャンマー>停戦「国軍撤退が先」 カチン独立機構幹部
Written By site on 2012年10月18日木曜日 | 7:23
ミャンマー北部カチン州を拠点に活動する少数民族武装勢力「カチン独立軍」(KIA)の上部組織「カチン独立機構」(KIO)中央委員のシンワ氏が18日、都内で毎日新聞の取材に応じ、今年中にも停戦合意を実現したい意向を明らかにした。ただし「国軍が撤退するのが先だ」と述べ、政権側に行動を求めた。
日本財団が主催した少数民族の支援を話し合う会議に出席するため来日した。シンワ氏は停戦実現の条件として
(1)支配地域内に展開する国軍の撤退
(2)政治問題を話し合う協議の実現--の2点を挙げ、「政府が本当に紛争解決を目指すなら可能なはずだ」と指摘した。また、08年に制定された憲法について「少数民族の権利や自治、平等が保障されていない」と批判し、早期に改正すべきだと主張した。
ミャンマー政府は今年、少数民族武装勢力と相次いで停戦合意を結んだが、KIAとは昨年6月、17年ぶりに戦闘を再開したまま緊張状態が続いている。
【金子淳】
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