6月14日(木)13時40分配信
【ジュネーブ=石黒穣】国際労働機関(ILO)は13日、ミャンマー政府に対し、住民への強制労働を理由に科してきた会議への参加制限などの制裁を解除した。
同日開いた総会で、制裁を解除する決議を採択した。14日にはミャンマーの民主政党・国民民主連盟(NLD)を率いるアウン・サン・スー・チー氏が総会で演説する予定で、制裁解除は同氏招待と合わせ、ミャンマーの民主化を後押しする狙いがある。
ILOは1999年以来、ミャンマーの軍事政権が、危険地域での軍物資運搬に住民を強制的に従事させていることなどを問題視し、政府代表が年次総会以外のセミナーやシンポジウムに出席することを禁止してきた。制裁解除に伴い、ミャンマーはILOが主催する各種会議への参加が認められるほか、職業訓練などの支援も受けられる。
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