5月15日、ミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー氏は、同国への経済制裁を米国が一時停止することは、全面的な解除よりも、政府に改革を進めさせるための圧力をかけ続けるとの見方を示した。ヤンゴンで代表撮影(2012年 ロイター)
[ワシントン 15日 ロイター] ミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー氏は15日、同国への経済制裁を米国が一時停止することは、全面的な解除よりも、政府に改革を進めさせるための圧力をかけ続けるとの見方を示した。
スー・チー氏は米ワシントンで行われたイベントにビデオ会議形式で参加し、制裁の一時停止に反対の立場ではないと言明。「政府を変革に向かわせるために、制裁は効果的だった」とし、EUがすでに決定しているように制裁を一時的に停止することは、改革を支持するという強力なメッセージを送ることになる、と語った。
一方で、ミャンマーの現状を楽観し過ぎている人たちもいると警告。軍の指導者たちが完全に民主化への道を歩み始めるまで、改革に終わりはないと慎重姿勢を崩さなかった。
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