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憲法改正は可能=民主化「後戻りしない」―ミャンマー大統領

Written By site on 2012年4月23日月曜日 | 1:31

 4月23日(月)17時11分配信

来日中のミャンマーのテイン・セイン大統領は23日午後、都内で記者会見し、上下両院の各25%の議席を軍人に割り当てている同国憲法について、「国民の利益、国の発展に必要なら修正(改正)できる」との認識を示した。民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー氏率いる最大野党・国民民主連盟(NLD)の改正要求に、一定の配慮を示した形だ。
 大統領はこの中で「国民の利益のため、同じ方向に向かってスー・チー氏と協力していきたい」と表明。同国の民主化について「Uターン(後戻り)は絶対しない。さまざまな人がいて、意見が違うことがあるかもしれないが、同じ考え(の部分を)を取って民主化努力を続ける」と強調した。
 ただ大統領は、憲法改正に関し「国会議員の多数意見で修正できる。民意で決めるということだ」とも指摘、自身が改正論議を主導することには消極的な姿勢を示した。スー・チー氏の閣僚起用についても「入閣したら政党のことを考えずに、内閣のことだけを考え、国のために働かなければならない」と述べ、国会議員を辞職しNLDと距離を置くことが条件だとの考えを明らかにした。 
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