
全日本空輸は15日、成田空港とミャンマーの最大都市ヤンゴンを結ぶ路線を就航した。
日本とミャンマーを結ぶ定期便は12年ぶりとなる。民主化が進むミャンマーは日系企業の進出意欲が高まっており、全日空は、ビジネス客の取り込みを目指すとともに、観光需要の拡大にも期待する。
定期便は週3往復で、全38席がビジネスクラスだけの小型機を使う。10月中の予約は約7割の席が埋まるなど上々の滑り出しで、今後の需要動向を見極めながら増便などを検討する。
全日空は2000年まで関西―ヤンゴン線を運航していたが、政情不安を理由に取りやめた。その後、日本―ミャンマー間はタイや台湾、ベトナムなどで飛行機を乗り継ぐ必要があり、10時間以上かかっていたが、今回の定期便就航で約7時間に短縮される。
全日空の伊東信一郎社長は15日の就航記念式典で「近いうちに、もっと大きな飛行機で週7便飛べるようにしたい」と、増便に意欲を示した。
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