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ミャンマーがデビットカードを初導入、キャッシュレスへ大きな一歩

Written By site on 2012年9月16日日曜日 | 18:05


ミャンマーで14日、デビットカードサービスが初めて導入された。現金による決済が大半を占める同国で、キャッシュレスへの移行に向けた大きな一歩となる見通し。

中央銀行は17行と協力し、ミャンマー・ペイメント・ユニオン(MPU)を発足したと発表。ゆくゆくは顧客が全国のあらゆる現金自動預払機(ATM)から現金を引き出せるうえ、少数の店舗やレストランなどではカードによる決済もできるようになる。

中銀によると、当初は新たなデビットカードが利用できる場所がヤンゴンの14カ所に限られ、ショッピングモールや航空会社の事務所、コンピューターの販売 店および1カ所のホテルと2カ所のレストランがこの対象となる。ATMからの引き出し額も1日当たり100万チャット(1152ドル)を上限に定める。

商業の中心であるヤンゴンで行われたイベントで、MPUのYe Min Oo事務局長は「現在は現金が中心の社会だが、キャッシュレスに移行していく」と述べた。

ATM用のカードは今年から利用可能となっていたが、利用者は自身の銀行のATMでしか引き出しができなかった。

今後数カ月でクレジットカードのサービスを導入する計画も進んでいる。米クレジットカード大手のマスターカード<MA.N>は、24時間利用可能なATMを保有するコーポラティブ銀行と、同国で初めてマスターカードブランドのカードを発行することで合意した。
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