米ワシントンD.C.(Washington D.C.)の米国平和研究所でアウン・サン・スー・チー氏(右)に話しかけるヒラリー・クリントン米国務長官(2012年9月18日撮影)。
ミャンマーの民主化運動指導者、アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)氏は18日、訪問先の米国で、ミャンマーに対する制裁の解除を支持すると語った。
15年間にわたって自宅軟禁下に置かれたノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)受賞者のスー・チー氏は訪米後初の演説で、米国がスー・チー氏を長年にわたって支持し続けたことに感謝を表明した上で、それでもミャンマーは自らの手で民主主義を作り上げなければならないと語った。
「制裁に不必要に執着する必要はないでしょう。私はミャンマーの人びとに、自分たちの運命に責任を持ってほしい。最終的に私たちは、私たち自身の民主主義を構築しなければならないのです」
またスー・チー氏は、ミャンマーと米国の友好化が「中国に敵対するステップになってはならない」と述べ、中国に対し、訪米の目的は中国の封じ込めではないことを強調した。「私たちにとって、非常に端的に言えば、米中両国が友好関係を結ぶことが利益になる。それは私たちにとって大きな助けになるのです」
0 コメント:
コメントを投稿