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<米国>輸入禁止緩和の用意 ミャンマー大統領に伝える

Written By site on 2012年9月27日木曜日 | 3:14



クリントン米国務長官は26日、国連総会出席のためニューヨークを訪れているミャンマーのテインセイン大統領と会談した。長官は米国がミャンマーに科している同国産品の米国への輸入禁止措置を緩和する用意があることを大統領に伝え、一層の民主化に取り組むよう要請した。

 ミャンマー政府の改革を評価するオバマ政権は、今年2月に国際機関のミャンマー支援を容認したことを皮切りに、制裁の段階的解除に着手。7月には米企業の対ミャンマー新規投資と金融サービス提供を15年ぶりに解禁した。今後、ミャンマー製品の輸入が解禁されれば、米国による制裁措置の大半が解除されることになる。

 ミャンマー産品の輸入禁止は同国の主力製造業の縫製産業に打撃を与えることを狙った制裁措置。制裁発動前年の02年に総額4億3900万ドル(約350億円)あったミャンマーの衣料品輸出は、米国への出荷停止によってほぼ半減した。制裁が解除されれば、米国市場への輸出再開により、ミャンマー経済を底上げする効果が期待される。
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