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日本食レストラン富士、ミャンマー出店

Written By site on 2012年7月16日月曜日 | 4:37


7月16日(月)8時30分配信

日本食レストランチェーン「富士」を展開するフジグループは、先月末にミャンマーのヤンゴンに同国1号店を開設したと明らかにした。今年初めに開業したラオス・ビエンチャン店に続く海外出店となる。2015年の東南アジア諸国連合(ASEAN)経済共同体(AEC)発足が進出の追い風になるとみて、向こう5年以内にASEAN全域での出店を目指す。
ヤンゴン店は2フロアで計1,000平方メートル。主にメディカルツーリズムでタイを訪れるミャンマー人の中・高所得者層の間に「富士」ブランドが浸透しているとの調査結果を受けて出店を決めた。生鮮食材はすべてタイから輸入するためメニュー価格はタイ国内の店舗より3割ほど高くなるが、ビエンチャン同様にヤンゴンにも本格的な日本食レストランが少ないため、富裕層の取り込みは難しくないとにらむ。
今後はマレーシア、シンガポール、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイなど、海外への出店をさらに本格化する。また、日本の壱番屋(愛知県一宮市)と提携して展開しているカレーチェーン「CoCo壱番屋」は、年内にシンガポールの3号店を開設する。タイ、シンガポール以外の国への展開も視野に入れている。
富士の国内店舗数は現在70店以上。今年は少なくとも10カ店以上を出店し、年内に計85店とする計画。1店舗当たりの開設投資額は200万~300万バーツ(約500万~750万円)。富士のメニュー数は300種類以上におよび、品質管理に手間がかかることから、フランチャイズ(FC)展開は行わない。

■創業30周年のプロモ開催

フジグループは現在、創業30周年を記念した特別プロモーションを展開している。注文1,000バーツごとにくじ引きに参加できるもので、300種類の賞品は総額1,000万バーツ相当。プロモーションの実施期間は9月末まで。
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