5月20日(日)10時59分配信
ミャンマー政府は19日、少数民族シャン族の反政府組織と和平交渉を行い、和平合意に達したことを明らかにしました。ミャンマー政府の代表団は19日、東部シャン州で、少数民族シャン族の「南部シャン州軍」幹部らとの和平交渉に臨みました。10時間以上にわたる交渉の結果、政府側と南部シャン州軍は和平合意に至り、双方が調印書にサインをしたということです。調印後の記者会見でミャンマー政府側は、「今後、南部シャン州軍との政治的な対話を続け、彼らの要求を叶えることができるよう最善を尽くしたい」と述べました。
ミャンマーに対して経済制裁を科している欧米諸国や国内の民主化勢力は、全ての政治犯の釈放などとともに、少数民族との和解を制裁解除の条件に挙げています。このためミャンマー政府は現在、少数民族との和平交渉を進めていて、カレン族の反政府組織KNUなどとはすでに停戦などの合意に至っています。しかし、北部カチン州では依然として戦闘が続き、緊張状態が続いています。
0 コメント:
コメントを投稿